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【関西の議論】「早く起きることが苦痛」塾通い・スマホで体内時計リズム〝崩壊〟、寝不足の子供続出…睡眠教育の効果は

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【関西の議論】
「早く起きることが苦痛」塾通い・スマホで体内時計リズム〝崩壊〟、寝不足の子供続出…睡眠教育の効果は

試験前の1週間、昼食後に全校生徒が15分間の仮眠をとる「加古川シエスタ」。校内放送を合図に生徒たちが机に伏せ、オルゴールの音色も流れる。生徒たちから「すっきりした」などと好評だ=兵庫県加古川市の市立加古川中学校 試験前の1週間、昼食後に全校生徒が15分間の仮眠をとる「加古川シエスタ」。校内放送を合図に生徒たちが机に伏せ、オルゴールの音色も流れる。生徒たちから「すっきりした」などと好評だ=兵庫県加古川市の市立加古川中学校

 睡眠を促すメラトニンといった薬物治療や、朝になると寝ていてもタイマーで光を浴びる高照度光療法、規則正しい食事や運動で正常な睡眠リズムを身につける治療などが行われる。しかし完治まで時間がかかるといい、長くて3~4年要するケースもある。

「睡眠負債」で病気のリスク

 個人差はあるものの、小学生は10時間、中学生は9時間が適切な睡眠時間とされている。菊池センター長は「脳は寝ている間に育つ。睡眠不足だと集中力が低下し、記憶力も落ちるイライラした状態になりやすい」と指摘する。

 総務省の生活基本調査(平成23年度)によると、10~14歳の平均睡眠時間は8時間35分と、理想の睡眠時間より短いのが実態のようだ。

 同病院の豊浦麻記子小児科部長は、治療を受ける子供たちに共通して、本人や親が自覚のないまま、幼少期からのわずかな睡眠不足が蓄積している点を挙げ、「毎日1時間の睡眠不足が蓄積すれば、体に支障をもたらすこともある」と警鐘を鳴らす。

 こうした状態は「睡眠負債」と呼ばれ、さまざまな病気のリスクを高めるとされている。睡眠不足を回避するためには睡眠の質も問われる。豊浦部長は、目覚めない睡眠▽午後7時から午前7時の間に寝るようにする▽寝る時間と食事の時間を毎日一定にする-ことなどを推奨している。

 子供の睡眠不足の原因として、インターネットもその一つ。兵庫県が昨年行った県内の小・中中学生、高校生計約4千人を対象にした実態調査で、7・7%の子供が1日4時間以上ネットを利用するなど依存傾向が強いとされ、午前0時以降も利用する子供もいた。

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