産経WEST

【エンタメよもやま話】観光客もう来るな! 街は大混雑、家賃は暴騰…欧州に拡大“排斥運動”は日本に波及するのか

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【エンタメよもやま話】
観光客もう来るな! 街は大混雑、家賃は暴騰…欧州に拡大“排斥運動”は日本に波及するのか

欧州全土に拡大する観光客排斥の動きについて報じる英紙ガーディアン(電子版8月10日付) 欧州全土に拡大する観光客排斥の動きについて報じる英紙ガーディアン(電子版8月10日付)

 他にも、アドリア海に面した東欧クロアチアの小さな港町ドゥブロブニクは、米人気テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の舞台になって以降、連日、観光クルーズ船が押し寄せ、地元民が身動きできないほどの大混雑ぶり。

 地元でホテルビジネスに携わるアナ・ベロシェビッチさん(27)は、フランス通信(AFP、8月17日付)に対し「旧市街に入るのに、気温40度の炎天下で1時間並ばなくてはいけないこともある」と嘆きました。

 ポルトガルの首都リスボンでは最古の地区アルファマで観光客向けのアパートが急増したため家賃が暴騰。家賃が現地人の月収を上回る異常事態を引き起こしています。

 こうした状況に地元民が怒り心頭というわけですが、無論、自治体なども手をこまぬいているわけではありません。

 バルセロナ当局は、観光クルーズ船に乗り込んでやってくる観光客のうち、滞在時間12時間未満の人々に対し、1人あたり0・65ユーロ、日本円にして86円を徴収する新税の導入を検討しています。ちなみに昨年、バルセロナには約750隻の観光クルーズ船がやってきました。

 また、ベネチア当局は、今年6月、市内中心部にホテルといった観光施設を新設することを禁止し、人気の観光スポットには人の出入りを調べる計測器を設置し、混雑ぶりの監視を始めました。

 前述のAFPによると、問題のサンマルコ広場に関しても、異常な混雑を緩和するため、混雑する時間帯については事前予約を義務付けるシステムを試験運用。将来的には広場への入場を有料チケット制にする考えだといいます。

 また、ピクニック(広場での飲食)したり、運河で遊泳したりした観光客には500ユーロ、日本円にして約6万6000円の罰金の支払いを求めるといいます。

続きを読む

関連ニュース

「産経WEST」のランキング