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【エンタメよもやま話】観光客もう来るな! 街は大混雑、家賃は暴騰…欧州に拡大“排斥運動”は日本に波及するのか

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【エンタメよもやま話】
観光客もう来るな! 街は大混雑、家賃は暴騰…欧州に拡大“排斥運動”は日本に波及するのか

欧州全土に拡大する観光客排斥の動きについて報じる英紙ガーディアン(電子版8月10日付) 欧州全土に拡大する観光客排斥の動きについて報じる英紙ガーディアン(電子版8月10日付)

 さて、今週ご紹介するエンターテインメントは、本コラムでは珍しい観光に関するお話でございます。

 10月も半ばに差し掛かり、各地の観光地はいよいよ行楽シーズンに突入するわけですが、記者が住む京都市では、この時期のあまりの人の多さにゲンナリするジモティーの嘆きの声をよく耳にします。

 “爆買い”という言葉が流行りだした頃から、京都市ではもはや春のお花見、夏の祇園祭や五山の送り火、秋の紅葉といった時期以外のいわゆるオフシーズンにも多数の観光客が押し寄せ、年中、せわしない感じ…。実際、京都市によると、昨年の市内の宿泊観光客数は前年より3・9%増の1415万人で過去最高を記録しています。

 そんな観光客の急増を受け、京都市では来春から、市バスの一日乗車券を現在の500円から600円に値上げし、市バスに加えて地下鉄も乗ることができる「一日乗車券」を1200円から900円に値下げすることを決めました。

 なぜかと言いますと、市バスを生活路線として利用しているジモティーから「観光シーズンはどのバスも超満員で、何台もバスを乗り過ごさないと乗り込めない」「大きなキャリーバッグを持った観光客が押し寄せ、車内がえらいことになっている」といった不平不満が続出。市バスの混雑を緩和するため、観光客を市営地下鉄に誘導するため、この措置を決めたのです。

 というわけで、秋が深まるに連れ、京都のジモティの憂鬱も深まるわけですが、世界に目を向けると、憂鬱どころか、著名な観光地のジモティが「観光客はもう来るな!」とマジギレして大変なことになっているのです。今週の本コラムは、その大変な状況についてご説明いたします。

    ◇   ◇

■「トレビの泉」で裸で…“トンデモ観光客”も急増

 8月10日付の英紙ガーディアンやインディペンデント(いずれも電子版)などが報じていますが、スペインのバルセロナやイタリアのベネチアで、マナーの悪い観光客のせいで、地元の治安や経済などがおかしくなっているとして「観光客はもう来るな」「家に帰れ!」と訴える大規模なデモが行われるなど、欧州全土で観光客を排斥する動きが拡大しているというのです。

ベネチア観光3割増、ローマ・トレビの泉で裸で…“トンデモ観光客”も急増

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