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【橋本奈実の芸能なで読み】舞台に立っているだけで魅せる-紅ゆずる、宝塚正当派の“ザ・男役”ぶり 「ベルリン、わが愛」

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【橋本奈実の芸能なで読み】
舞台に立っているだけで魅せる-紅ゆずる、宝塚正当派の“ザ・男役”ぶり 「ベルリン、わが愛」

王道のレビューの幕開けに、華やかに登場するトップ、紅ゆずる 王道のレビューの幕開けに、華やかに登場するトップ、紅ゆずる

“レビュー・スター”の資質

 一方、酒井先生が手がけたのは王道のレビュー。宝塚が日本初のレビュー「モンパリ」上演90周年の記念作です。ストーリー性の高いレビューは、メンバー1人1人の個性が重要。稽古期間中の取材で紅さんは酒井先生の勧めで、往年のスターの映像を見て、「出てきただけで空間を埋め尽くす、スターさんの強烈な存在感を肌で感じました」と明かしていました。

 もっとも酒井先生は、紅さんに“レビュー・スター”の資質を感じていたようです。「紅さんは、宝塚スターの伝統を引き継ぐ、存在感のある人。レビューは一人の大きなスターがあってこそ。紅さんは適しています」と酒井先生。

 稽古中、酒井先生がメンバー全員に言い続けた「清く、正しく、セクシーに」の、「セクシー」は「情感」の意だったという。「最近の若い方は幸せなのか、微妙な“愛の悲しみ”の感じ方が薄い。技術、歌、表現力は素晴らしいんですけど。情感があと1滴、2滴あれば、すてきなんですけどね」とより高みへと期待を寄せる。

どこから登場しても目を引く圧倒的な存在感と輝き

 星組は昭和8年に創設されたが、時局悪化で廃止。戦後の昭和23年に復活し、花・月・雪に次ぐ4番目の組となった。「今月から1組増えました、とサラリとやったようです。その星組誕生時のプログラムがたまたま家にあったので」酒井先生は紅さんにプレゼントしたそうです。「星組の伝統を引き継いだ、紅というスターが印象に残ればという思い」と酒井先生。

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