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【連続青酸死公判】筧被告弁護側、最終弁論で改めて無罪主張、結審へ「間違いなく青酸中毒とは言えず、入手の裏付けもない」

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【連続青酸死公判】
筧被告弁護側、最終弁論で改めて無罪主張、結審へ「間違いなく青酸中毒とは言えず、入手の裏付けもない」

 筧千佐子被告  筧千佐子被告

 青酸化合物を使った近畿の連続殺人事件で高齢男性4人への殺人罪などに問われ、死刑を求刑された筧千佐子被告(70)の裁判員裁判の最終弁論が11日、京都地裁(中川綾子裁判長)で行われ、弁護側が改めて無罪を主張した。同日午後に被告の最終陳述を経て結審し、来月7日に判決が言い渡される予定。

 弁護側は最終弁論で「被害者は『間違いなく青酸中毒』とは言えず、病気やほかの薬物、毒物の可能性がある。青酸入手の裏付けもない」と主張した。これまでの公判で弁護側は、被告が法廷で認否を変遷させたり、話がかみ合わなかったりしたことから「認知症が進行しており、裁判を受ける能力がない」としている。

 検察側は10日の論告で、4事件の共通点として「遺産目当てや借金返済を逃れる目的で青酸化合物を飲ませた。手口は巧妙で卑劣」と指摘。認知症については「軽症で認知機能の低下は著しくない」として責任能力や訴訟能力があると主張した。

 論告によると、平成19年から25年にかけて、青酸化合物を飲ませて京都府向日市の夫勇夫さん=死亡当時(75)、内縁関係にあった大阪府と兵庫県の男性の計3人を殺害し、神戸市の知人男性1人を殺害しようとしたとしている。

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