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パナ、一般道での自動運転技術を34年にも実用化 自動停止機能のほか縦列駐車技術も

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パナ、一般道での自動運転技術を34年にも実用化 自動停止機能のほか縦列駐車技術も

パナソニックが報道陣に公開した自動運転技術を搭載した試作車=横浜市 パナソニックが報道陣に公開した自動運転技術を搭載した試作車=横浜市

 パナソニックは10日、一般道での自動運転技術について、平成34年にも実用化する方針を明らかにした。テレビやビデオカメラなどAV機器で培った画像処理や検知技術を応用した人工知能(AI)の開発を進める。今年度内にも関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)で他の8社と共同で公道での実証実験を実施。自社で自動車の製造までは行わず、自動車メーカーに自動運転システムを納入する方針。

 同日、横浜市内で自動車関連事業の開発に関する説明会が開かれ、水山正重・オートモーティブ開発本部長は「現在、安全対策や検知機能の技術開発をしており、量産化は34年前後になる」と話した。

 説明会では、飛び出してくる歩行者の前で自動車を停止させるほか、自動で駐車可能な空間を検知して縦列駐車させるといった技術を報道陣に公開。今後は、小動物など多岐にわたる障害物を検知できるかなど、複雑な状況を想定した技術を、納入先の自動車メーカーと確立していく必要がある。

 水山本部長は一般道での自動運転技術に対して「高速道路での自動運転は周回遅れ」との認識を示し、他社との協業による技術開発も示唆。そのうえで「(一般道を中心とした)中低速での技術でさまざまな事象に対応できるようにしたい」と説明した。

 同社は自動車関連事業について、今年度に1兆6千億円を見込む売上高を33年度に2兆5千億円まで伸ばし、自動車部品メーカーのトップ10入りを果たす目標を掲げている。

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