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国内水族館生まれ、最高齢のラッコ「パタ」死ぬ 大阪「海遊館」

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国内水族館生まれ、最高齢のラッコ「パタ」死ぬ 大阪「海遊館」

大阪市の水族館「海遊館」のラッコ「パタ」=平成27年1月(海遊館提供) 大阪市の水族館「海遊館」のラッコ「パタ」=平成27年1月(海遊館提供)

 大阪市港区の水族館「海遊館」は10日、雌のラッコ「パタ」が老衰のため死んだと発表した。国内の水族館生まれとしては最高齢の21歳。愛くるしい姿が人気のラッコだが、絶滅危惧種のため国際取引が厳しく制限されており、国内の飼育数はピーク時の122頭から激減。パタが死んだことで海遊館からラッコはいなくなり、全国でも8園館の11頭を残すのみとなった。

 パタは平成8年に海遊館で誕生。今月3日ごろから体調を崩し、職員らが24時間態勢でケアを続けたが、10日午前4時ごろ死んだことが確認された。人間の年齢に換算すると80歳以上の高齢だった。誕生時から飼育に関わってきた同館の地本和史さんは「本当によくがんばってくれた。ありがとうと伝えたい」と話した。

 ラッコの国際取引は1973(昭和48)年に採択された「ワシントン条約」で規制され、日本の主な輸入元だった米国政府も98(平成10)年に輸出禁止に方針を転換。日本の水族館はラッコの相互貸与による繁殖などに取り組んでいる。

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