産経WEST

【西論】維新は連敗 堺が突きつけた「大阪都構想NO」

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【西論】
維新は連敗 堺が突きつけた「大阪都構想NO」

堺市長選で現職の竹山修身氏に連敗。頭を下げる大阪維新の会代表の松井一郎大阪府知事。左は候補で維新の元府議、永藤英機氏=24日夜、堺市堺区(彦野公太朗撮影) 堺市長選で現職の竹山修身氏に連敗。頭を下げる大阪維新の会代表の松井一郎大阪府知事。左は候補で維新の元府議、永藤英機氏=24日夜、堺市堺区(彦野公太朗撮影)

 9月24日投開票の堺市長選で現職の竹山修身(おさみ)氏(67)=自民、民進、社民、日本のこころ推薦=が大阪維新の会の新人、永藤英機(ひでき)氏(41)を破り、3選を果たした。「維新VS反維新」という同じ構図で戦った前回に続いて維新が2連敗を喫したのは、「『大阪都構想』に巻き込まれ、堺市がなくなってしまうのは嫌だ」と判断した有権者が多かったためと考えられる。

 ◆示された拒否感

 今回の選挙で示されたのは、堺市民による「都構想NO」の意思表示だ。

 出口調査で「都構想に堺市は参加すべきだと思うか」と尋ねたところ、「そう思わない」が58%で、「そう思う」の39%を大きく上回った。反対派の82%が竹山氏に、賛成派の85%が永藤氏に投票したと回答。NHKの出口調査でも、都構想を判断基準に投票した有権者は66%おり、そのうち半数以上が竹山氏に投票するなど、都構想に対する事実上の信任投票の様相を呈した。

 選挙戦には「都構想反対」を前面に押し出した竹山氏に対し、永藤氏は封印して臨んだ。争点がかみあわず、盛り上がりを欠いた選挙戦だったが、多くの有権者は都構想を判断基準として投票したことがうかがえる。

 都構想は住民サービスの向上を目的に、大阪市を解体して中核市並みの権限を持つ「特別区」に再編する維新の看板政策で、大阪府と大阪市の間で協議が進められている。当初は堺市を含めて再編する計画だったが、都構想への参加の是非が争点となった前回の堺市長選で反対派の竹山氏が勝利を収めた結果、計画が頓挫した経緯がある。

 ◆堺ナショナリズム

 なぜ、堺市民の多くが都構想に拒否感を示すのか。

自治都市として栄えた街…維新は歯切れ悪さ・うさん臭さ、無党派層もそっぽ

関連トピックス

関連ニュース

「産経WEST」のランキング