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【虎のソナタ】2位じゃダメなんです…イチロー名言「100か0か」は清宮に「挑む」ドラフトも同じ

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【虎のソナタ】
2位じゃダメなんです…イチロー名言「100か0か」は清宮に「挑む」ドラフトも同じ

清宮との面談を終えたスカウトらに報道陣が殺到。それほどの注目度だった=東京都内(長尾みなみ撮影) 清宮との面談を終えたスカウトらに報道陣が殺到。それほどの注目度だった=東京都内(長尾みなみ撮影)

 「2位じゃダメなんですよ…。忘れられちゃう」

 これはイチロー選手の言葉です。何気なく聞くと、そのまま聞き流してしまいそうな響きをもっているけど、イチローだからこそズシリと我々の内臓にしみこんでくるんです。

 昔ネ、蓮舫参議院議員が元気いっぱいの頃に予算の無駄遣いを追求する際、「2位じゃダメなんですか?」と言い放って歯切れがいいなぁ…と思ったけれど、現在の永田町のドタバタ劇を見るとき、政治家の「言葉」もまた“ハカナイ”ものだな…と思う。

 メジャーは現地時間の1日、レギュラーシーズンの最終戦で「代打安打シーズン28本」にあと1本と迫っていたマーリンズのイチローはブレーブス戦の六回に代打でチャンスが巡ってきたけど…左邪飛に終わり、いわゆるまた一つの彼の“勲章”ともいえる記録(1995年、ロッキーズのジョン・バンダーウォールの28安打)には届かなかった。

 長いシーズンでわずか1本のヒットが明暗を分ける…。それは生きるか死ぬかぐらいの話で、タッタ1安打の違いで「惜しかった」という問題ではない。届かないことは、イチローにとって「ゼロ」と同じなのだ。酒を飲む度にブツブツと「あの時はあと4センチだったのに…」とうわごとのように繰り返す私めの「ホールインワンもうちょい事件」とは訳が違う。ましてや誰とはいわないが後日「おい聞いたぞ。あれは木に当たってハネたらしいな?」と尾ひれがついて“殺意”すら覚えたものである。

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