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【アスリートの心を聴く(1)】実力発揮、人間関係…悩みは成長の糧になる 大阪体育大学教授・スポーツ心理学 土屋裕睦さん

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【アスリートの心を聴く(1)】
実力発揮、人間関係…悩みは成長の糧になる 大阪体育大学教授・スポーツ心理学 土屋裕睦さん

アスリートにとって悩みが成長の糧になるようサポートしていきたいという土屋裕睦教授=大阪府熊取町の大阪体育大学学(南雲都撮影) アスリートにとって悩みが成長の糧になるようサポートしていきたいという土屋裕睦教授=大阪府熊取町の大阪体育大学学(南雲都撮影)

 スポーツにメンタルの力は欠かせない。大阪体育大学教授の土屋裕睦(ひろのぶ)さん(53)は学生アスリートのカウンセリングを行いながら、プロスポーツや社会人、日本代表チームでアスリートと指導者を心理面からサポートする。2020年東京五輪に向けて盛り上がりが期待される日本のスポーツ界はどうなっていくのか。スポーツ心理学者の心の目で展望してもらった。

 --スポーツ心理学とは

 土屋 スポーツ心理学といってもいろいろあるのですが、私は悩みを持つアスリートやコーチ、親などを含めたカウンセリングが専門です。

 --学内の相談室で話を聞くそうですが、アスリートの悩みというと

 土屋 競技中のアスリートは輝いていて悩みとは無縁に思えますよね。例えば実力発揮の悩み。練習ではできても試合になると力が出ない。あがりといわれる現象です。最近は野球の投球やゴルフのパターなど心因性の動作失調をイップスと呼んでいます。

 あとはコーチやチームメートなどスポーツ選手特有の対人関係。コーチは先生でも親でもないのに、一緒にいる時間が長く、パートナーとして関係が濃密な分、人間関係が難しくなることがあります。それと卒業後のキャリアの問題。一人一人個性的で、いろんな悩みがからんできます。

 --女子プロゴルフの宮里藍さんも5月の引退表明会見でイップスに悩んだことを打ち明けました

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