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【衝撃事件の核心】「とんでもないワルだ」異名は〝奄美の狂犬〟 再び暗躍する半グレ…暴力団の「実行部隊」指摘も 

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【衝撃事件の核心】
「とんでもないワルだ」異名は〝奄美の狂犬〟 再び暗躍する半グレ…暴力団の「実行部隊」指摘も 

暴力団対策法などの規制を受けないため実態把握が困難とされる「半グレ集団」。その凶暴性は暴力団をしのぐともいわれ、9月には、大阪・ミナミで暴力沙汰を起こした半グレの〝残党〟とされる元格闘家の男が逮捕された 暴力団対策法などの規制を受けないため実態把握が困難とされる「半グレ集団」。その凶暴性は暴力団をしのぐともいわれ、9月には、大阪・ミナミで暴力沙汰を起こした半グレの〝残党〟とされる元格闘家の男が逮捕された

 同署によると、2人は格闘技団体「強者(つわもの)」(解散)に所属していた元格闘家。特に相良容疑者は、「拳月(けんむん)」のリングネームで格闘技イベント「K-1」にも出場歴があり、出身地の鹿児島・奄美大島にちなんで「奄美の狂犬」と呼ばれていた。

 強者は、大阪・ミナミを中心に悪名をはせた半グレ集団だ。関西を中心に「地下格闘技」と呼ばれるイベントを開催し、ロゴ入りTシャツを販売するなどして収入を得ていたが、関係者が数々の暴力事件を起こし、平成25年に解散。元プロレスラーで「格闘王」の異名をとった前田日明(あきら)さん主催の格闘技大会を妨害したとして、翌26年には団体の元トップらが逮捕された。

 南署によると、相良容疑者は最近、強者の元関係者らと不良グループ「O7(アウトセブン)」を結成し、しばしばトラブルや事件を起こしていた。

 「ミナミで拳月(相良容疑者)を知らない人はいない。とんでもないワルだ」。ある捜査員はため息をついた。

法規制かからず

 暴力性を背景に違法行為に手を染める半グレ集団はもともと、暴走族「関東連合」OBのグループや中国残留孤児の2世らを中心とした不良集団「チャイニーズドラゴン」など、首都圏での活動が目立っていた。警察庁は平成25年以降、こうした集団を「準暴力団」と位置づけ、取り締まりを強化してきた。

 一方、「本職」であるはずの暴力団は縮小傾向にある。警察庁によると、全国の暴力団構成員数は28年末に約1万8100人で、初めて2万人を割り込んだ。暴対法による規制、さらに全都道府県で暴排条例が施行され、社会全体から反社会的勢力を排除する機運が高まった結果、資金確保が困難になったことなどが要因とされる。

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