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【エンタメよもやま話】衝撃、英名門ケンブリッジ大「筆記試験を廃止」へ 手書き文化は消え去るのみ…

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【エンタメよもやま話】
衝撃、英名門ケンブリッジ大「筆記試験を廃止」へ 手書き文化は消え去るのみ…

英の名門ケンブリッジ大学が紙とペンを使って手書きで答えを書く「筆記試験」を廃止する検討に入ったことを伝える英紙デーリー・テレグラフ(電子版9月8日付) 英の名門ケンブリッジ大学が紙とペンを使って手書きで答えを書く「筆記試験」を廃止する検討に入ったことを伝える英紙デーリー・テレグラフ(電子版9月8日付)

 さて、今週ご紹介するエンターテインメントは、先週に引き続き、またまた教育のお話です。

 私事で恐縮なのですが、最後のプロフィルにもあるように1988年に新卒で産経新聞社に入社したわけですが、初任地は兵庫県の北部、城崎温泉の近くにある豊岡支局(豊岡市)で、最初の1年間はデカいマス目入りの原稿用紙にペンで原稿を書いていました。

 2年目に記者ワープロが導入され、ワープロから電話回線で本社に原稿を送るようになりました。手書きの原稿は受け付けられなくなりました。

 そして確か90年代の後半だったと思います。ワープロがパソコンに変わりました。パソコンだとインターネットが使えるというわけで、産経だけでなく、他社の記者たちも会社や記者クラブで恐る恐るネットを使い始めました。電話線をパソコン本体のモデムにつなぎ「ピ~~、シュ~~」という、けったいな接続音が鳴った後、ネットにつながるという時代です。

 そして米で2007年、日本で08年、アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」が発売され、世の中はスマホや、アップルの「iPad(アイパッド)」といったタブレット型端末があふれ、文字を書くのも自分の仕事などのスケジュールを管理するのも全てキーボード&端末の画面上で完結…。

 もはや、紙にペンや鉛筆で何か書くという行為そのものが消えつつある勢いなのですが、そのせいで英国の教育現場でいま、大変なことが起きているのです。今週の本コラムでは、その騒ぎについてご説明いたします。

    ◇   ◇

■800年の伝統よりも重要「デジタル教育戦略」

 9月8日付の英紙デーリー・テレグラフや翌9日付の英紙ガーディアンやインディペンデント(いずれも電子版)などが驚きをもって報じているのですが、英の名門ケンブリッジ大学が何と、紙とペンを使って手書きで答えを書く「筆記テスト」を廃止する検討に入ったというのです。

 理由に驚いてしまいました。私生活でも講義でも、今どきの学生たちはラップトップ型のパソコンやスマホ、タブレット型端末ばかり使っているため、彼らが手書きで書いた回答が読みづらく、何を書いているのかよく分からなくなっているからだというのです…。

 同大学での筆記試験の伝統は約800年続くものだといいますが、今後はラップトップパソコンやタブレット端末を使うやり方が有力とみられています。

ケンブリッジ大「デジタル教育戦略」、まず歴史学と考古学で挿入、そして…

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