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大阪府立大と市立大の統合、市議会で継続審議に 自公会派など資金面を懸念

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大阪府立大と市立大の統合、市議会で継続審議に 自公会派など資金面を懸念

 これを受け、自民は「知事は統合に向けた新たな投資を否定している」と指摘。公明は新大学になった後の運営費を府が折半して負担できるのかを疑問視し、「1法人1大学になったら運営に非常に困ることになる」と危機感を隠さなかった。

 さらに、両大学で重複する学部やキャンパスの再編を法人統合後に検討するとしている府市の姿勢についても、議会側は「全体ビジョンが具体的に出ていない」として継続審議を決めた。

 府市は現在、統合後の全体ビジョンの練り直しに取りかかっており、大学側とも調整を進めているが、両大学の関係者は、「いま掲げられている新大学の目標は抽象的。スケジュールありきではなく、もっと深い議論が必要」と指摘。「府市が中期的な財政支援の見通しを示さないことには、新大学が何をできるのかも決まらない」と語った。

 大阪府市の大学統合問題 府と大阪市の「二重行政の解消」を掲げる大阪維新の会が、橋下徹前代表(前大阪市長)時代から目指してきた。それぞれの法人統合後の2022年度を目標に大学自体の統合も見据える。設置自治体が異なる公立大学法人の統合は全国初で、両大学が統合した場合、新大学は学生数は約1万6千人になり、首都大学東京を抜いて国内最大規模の公立大になる。

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