産経WEST

神武東征 美しき交声曲再び 「海道東征」来年2月2日、大阪でコンサート

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


神武東征 美しき交声曲再び 「海道東征」来年2月2日、大阪でコンサート

2016年10月3日夜、大阪府大阪市北区のザ・シンフォニーホールは「海道東征」の荘重な調べで満たされた(安元雄太撮影) 2016年10月3日夜、大阪府大阪市北区のザ・シンフォニーホールは「海道東征」の荘重な調べで満たされた(安元雄太撮影)

■チケット好評発売中

 一昨年、大阪で復活公演され、今年4月には東京で公演された交声曲(カンタータ)「海道東征」が来年2月2日、再び大阪に戻ってくる。大阪での公演は2年ぶり3回目となる。日本国の起源である神武東征を北原白秋が詩に描き、信時潔(のぶとき・きよし)が曲を付した「建国物語」は、大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏で高らかに歌い上げられる。

 昭和15年、皇紀2600年の奉祝曲として生まれた「海道東征」は、記紀が伝える神話を基に、国生みから神生み、天孫降臨に触れながら神武東征、大和政権の樹立までを歌う。(1)高千穂(2)大和思慕(3)御船出(みふなで)(4)御船謡(みふなうた)(5)速吸(はやすい)と菟狭(うさ)(6)海道回顧(7)白肩津上陸(8)天業恢弘(かいこう)-の8章構成で、日向・高千穂宮を出発して大和の地に着くまでの初代神武天皇の足跡を、大和言葉を取り入れながら美しく描いている。

 歌や音楽で神武天皇の建国を祝おうという発想は、いかにも日本人らしいものである。神武東征は、古事記では16年かかったと記され、中巻(なかつまき)の冒頭に載っている。多数の歌謡が織り込まれているのが特徴だ。

                   ◇

 たとえば畿内で土雲(つちぐも)(土蜘蛛)を討つ際、兵たちが合図に使った歌が紹介されている。

 <忍坂(おさか)の 大室屋(おおむろや)に 人多(さは)に 来入り居(お)り 人多に 入り居りとも みつみつし 久米の子が 頭椎(くぶつつ)い 石椎いもち 撃ちてしやまむ みつみつし 久米の子らが 頭椎い 石椎いもち 今撃たば善(よ)らし>

続きを読む

「産経WEST」のランキング