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【衝撃事件の核心】「のぞき見できるものなら…」他人の人事情報に禁断の不正アクセス 職員連続立件の背景に甘いセキュリティー

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【衝撃事件の核心】
「のぞき見できるものなら…」他人の人事情報に禁断の不正アクセス 職員連続立件の背景に甘いセキュリティー

不正アクセス禁止法違反容疑で職員2人が摘発された大阪府富田林市役所。他人の人事情報をのぞき見したい―。軽い気持ちから始めた行為は取り返しのつかない結果を招いた=大阪府富田林市 不正アクセス禁止法違反容疑で職員2人が摘発された大阪府富田林市役所。他人の人事情報をのぞき見したい―。軽い気持ちから始めた行為は取り返しのつかない結果を招いた=大阪府富田林市

 課長代理は書類送検前日の9月7日、停職6カ月の懲戒処分を受け、そのまま依願退職した。

数字のみだったパスワードに英文字も

 昨今、海外からのサイバー攻撃が増加しており、通販サイトやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などでも、パスワードの定期的な変更が推奨されている。

 にもかかわらず、市民の個人情報を扱う市役所のネットワークが簡単に推測できるパスワードでアクセスできる状態だったことは、セキュリティーが極めて脆弱だったと言わざるを得ない。

 市幹部も「(今回の事件は)非常に残念であると同時に、システム管理の甘さがあったと思う」と、長年にわたってずさんな管理体制が続いていたことを認めた。市は不正発覚後、再発防止策として、数字だけで構成していたパスワードを、数字と英文字を組み合わせたものに変更した。

 「自分の処遇は…」「見てもいい立場なので…」。背景は違えども2人の起こした事件は市に大きな傷と教訓を残した。

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