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地球に接近中、小惑星探査機「オシリス・レックス」 鳥取で観測、日本初か

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地球に接近中、小惑星探査機「オシリス・レックス」 鳥取で観測、日本初か

103センチ反射望遠鏡がとらえたオシリス・レックス(矢印の先)=鳥取市さじアストロパーク提供 103センチ反射望遠鏡がとらえたオシリス・レックス(矢印の先)=鳥取市さじアストロパーク提供

 鳥取市さじアストロパーク(同市佐治町)は、地球に接近しつつある米の小惑星探査機「オシリス・レックス」を、同パークの103センチ反射望遠鏡でとらえた、と発表した。同パークは、オシリス・レックスの観測は「日本で初めてではないか」としている。

 18日午後11時46分前後、南南東の方向に45度の高さでとらえた。探査機までの距離は、月までの平均距離の約6倍に当たる約224万キロ。明るさは20・5等と、目で見える最も暗い星である6等星の約60万分の1だった。同望遠鏡に付けた天文用デジタルカメラで、4分間露出の写真を4枚撮影し、光の点の移動などから探査機と確認した。

 オシリス・レックスは小惑星「ベンヌ」からの試料回収を目指す無人探査機で、米航空宇宙局(NASA)が昨年9月8日(米国時間)に打ち上げた。米国版の「はやぶさ」だ。来年ベンヌへの到着を予定しており、地球の引力を使って軌道変更する「スイングバイ」を行うため、地球に接近している。

 地球に最接近(約1万7千キロ)するのは今月23日午前2時頃だが、この際は日本からは見られない。日本で観測しやすいのは22日午後10~11時頃で、距離約8万キロ、明るさ14等級ぐらい。NASAはスイングバイに合わせ、観測キャンペーンを展開している。同パークでは「観測の技術を持った天文愛好家は、ぜひチャレンジしてほしい」と話している。

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