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【四国の議論】「刑を軽く」飲酒運転の職員に町長らが嘆願書…町民から非難殺到、裁判の結末は

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【四国の議論】
「刑を軽く」飲酒運転の職員に町長らが嘆願書…町民から非難殺到、裁判の結末は

男性係長が飲酒運転で有罪となったことについて謝罪する筒井町長(中央)ら。裁判で減刑を求め嘆願書を出していたことが批判された=9月12日、香川県三木町 男性係長が飲酒運転で有罪となったことについて謝罪する筒井町長(中央)ら。裁判で減刑を求め嘆願書を出していたことが批判された=9月12日、香川県三木町

 香川県三木町の男性係長(39)が飲酒運転で事故を起こし、道交法違反(酒気帯び運転)の罪に問われた高松地裁での裁判が、にわかに世間の注目を集めた。町長をはじめ職員ら約120人が減刑を求める嘆願書を弁護士を通じ、地裁に提出したためだ。飲酒運転撲滅の先頭に立つべき役所がトップ以下集団で飲酒事故の身内をかばい立てする行為。しかも町長は罪が確定した際に行政処分を下す立場とあって、町内外から批判が殺到。学識者からは「飲酒運転を容認する町と言われても仕方ない」との意見も出た。「子供を思う親の気持ちだ」。町長はこう釈明したが、異例の展開をたどった裁判と町をめぐる事態はどんな結末を迎えたか-。

「コンビニでお茶を買おうと」

 飲酒運転の経緯はこうだ。起訴状などによると、男性係長は2月4日午後4時ごろから、職場の同僚らとの飲み会で飲食店2軒をはしご。同11時ごろに同僚が呼んだ代行運転の車に同乗し、いったんは町内の自宅に帰った。

 ところがその後、コンビニへお茶を買いに行くため自分の車を運転して自宅を出て、同11時半ごろに町内の県道交差点で信号待ちをしていた乗用車に追突。110番で駆けつけた警察官が酒のにおいがするのに気づき、飲酒検知したところ基準値の3倍以上に当たる呼気1リットル当たり約0・5ミリグラムのアルコールが検出され、酒気帯び運転で現行犯逮捕。その後、在宅起訴された。事故によるけが人はなかった。

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