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今治造船の大型ドック完成 香川・丸亀、国内17年ぶり

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今治造船の大型ドック完成 香川・丸亀、国内17年ぶり

 香川県丸亀市に新設された今治造船の大型ドック(同社提供)  香川県丸亀市に新設された今治造船の大型ドック(同社提供)

 造船大手の今治造船(愛媛県今治市)が瀬戸内海沿岸の香川県丸亀市で建設していた大型ドックが完成し、19日竣工式が開かれた。世界で主流となりつつある全長400メートルクラスの大型コンテナ船「メガコンテナ」の建造が可能で、中国や韓国メーカーとの激しい受注競争を勝ち抜く「切り札」と期待している。

 国内で大型ドックが新設されるのは17年ぶりで、2015年2月に着工した。長さ610メートル、幅80メートルで、巨大なクレーン3基を備える。既に2万個積みのメガコンテナ13隻を受注済みで、ドック建設と並行して昨年12月から船の建造も進めている。

 式典には約700人が参加。檜垣幸人社長は「世界の海運業界は、昔は想像できなかったくらい船の大型化が進んだ。完成した大型設備をフル活用して、海外勢と戦っていきたい」とあいさつした。

 造船業界は世界的な船余りによる受注低迷に加え、海外メーカーとの競争激化で経営環境が悪化している。建造量で国内首位の今治造船は新ドックによって対応できる船種を増やし、国際競争力を高める考えだ。

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