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【インフラ再考】災害対策の最前線(1)スーパー堤防は切り札か 多発する河川氾濫、備え急務

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【インフラ再考】
災害対策の最前線(1)スーパー堤防は切り札か 多発する河川氾濫、備え急務

九州北部を襲った記録的な豪雨で川が氾濫し、大量の土砂が住宅地に流れ込んだ=7月6日、福岡県朝倉市 九州北部を襲った記録的な豪雨で川が氾濫し、大量の土砂が住宅地に流れ込んだ=7月6日、福岡県朝倉市

 安価・迅速な工法も

 九州北部豪雨をはじめ、想定を超える雨量が短時間に降ることで河川が氾濫するケースが目立つ。8月にも台風5号による大雨の影響で、滋賀県長浜市で姉川が氾濫。昨年8月には、台風10号による大雨で岩手県岩泉町の小本(おもと)川が氾濫し、高齢者グループホームの入所者9人が亡くなった。

 気象庁の統計によると、1時間に50ミリ以上の雨が降る「短時間強雨」の頻度が昭和51年からの約10年間と比べ、直近の10年間は3割以上増加した。地球温暖化との関連も指摘され、河川の氾濫が日本各地で今後さらに増える可能性がある。

 河川の大半を管理している地方自治体の対策が急がれるが、治水行政に詳しい関東学院大の宮村忠名誉教授は「地方自治体は国以上に財政事情が厳しく、多額の事業費がかかる堤防強化にまで予算を回せないのが現状だ」と指摘する。スーパー堤防も予算もない地方自治体はこのリスクにどう対処すればいいのか。

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