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【プロ野球】ソフトバンクV 六回終了時にリードしていれば74勝1敗、「勝利の方程式」構築した鉄壁リリーフ陣

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【プロ野球】
ソフトバンクV 六回終了時にリードしていれば74勝1敗、「勝利の方程式」構築した鉄壁リリーフ陣

 七回表を終え、スコアは7-1。潤沢なリードにもかかわらず、ソフトバンクの工藤監督は「お礼の意味も込めて」と定番の継投にこだわった。七回裏にモイネロ、八回は岩崎を投入し、九回をサファテに託す。守護神は珍しく失点したが「今までで一番悔しくない2点。去年の借りを返せてうれしい」。盤石の必勝リレーはここに完結した。

 先制すれば71勝8敗。先行逃げ切りの勝ちパターンを確立したのは、抜群の安定感を誇ったリリーフ陣だった。セットアッパーの岩崎はリーグ最多の68試合に登板。前半戦は38歳の五十嵐、球宴明けからは途中加入のモイネロが力を発揮し、左腕の嘉(か)弥(や)真(ま)もワンポイントリリーフとして重宝された。4人の防御率は一様に1点台。4年連続で50試合登板を達成した森も含め、中継ぎ、抑えの献身なしに2年ぶりの王座奪回は語れない。

 最大の功労者はサファテだ。年間セーブ数のプロ野球記録を塗り替え、さらに前人未到の50セーブの大台に乗せた。工藤監督は「相手からしてみれば八回(の攻撃)で終わり。脅威だと思う」と全幅の信頼を寄せる。63試合で防御率1・14。今季、セーブ機会を失敗したのは一度しかない。

 信じられないデータがある。六回終了時にリードしていれば、何と74勝1敗だった。試合半ばにして、相手の勝ち目をほぼ消滅させた鉄壁のリリーフ陣。揺るぎない「勝利の方程式」がチームを快走させた。(細井伸彦)

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