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【デスクから】中古車に至るまで全部「100円」で地域おこし

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【デスクから】
中古車に至るまで全部「100円」で地域おこし

大津市中心部の商店街で開かれた「大津100円商店街」 大津市中心部の商店街で開かれた「大津100円商店街」

 「大津の繁華街ってどこなんだろうね」。JR大津駅近くで、こんなカップルの会話が聞こえてきた。寂しいといわれて久しい県都・大津市の中心市街地。先月末に大津パルコが約20年の歴史に幕を閉じ、昨夏は大津駅前の大型商業施設も閉店。周辺商店街もシャッターを閉じた店が目立つ。「40年ほど前は通行に苦労するほどの人通りだった」と市中心部の商店街で理事長を務める寺田武彦さん(64)は振り返る。

 そんな状況を変える挑戦が進んでいる。

 9月初め、商店街が連携して開いた「大津100円商店街」を訪ねた。参加店舗が1日だけ一押しの商品を100円で売る企画。各店が工夫を凝らした商品を置き、実行委員会によると、年3回の開催で人出は計約10万人といい、大津の主要イベントで有数の規模にまでなったという。中古車1台を100円で販売したディーラーもあり、話題性も豊富だ。

 寺田さんは「40年で落ちたにぎわいはすぐに戻らない」と腰を据えて取り組む。今年は初の12月開催も決まった。“100円から始まる地域おこし”に注目したい。(大津支局 内山智彦)

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