産経WEST

【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】やっぱり掛布退任“大津波”…3年契約を“防波堤”金本体制の来季は

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】
やっぱり掛布退任“大津波”…3年契約を“防波堤”金本体制の来季は

鳴尾浜球場で練習を見守る金本監督(右)と掛布2軍監督 鳴尾浜球場で練習を見守る金本監督(右)と掛布2軍監督

 さらに、チームの外でも大きなリアクションが起きる心配があります。掛布二軍監督の退任が発表された9月10日、二軍の鳴尾浜球場には掛布ファンが殺到し、入場制限が敷かれました。ミスタータイガースの掛布二軍監督はカリスマ的な存在だっただけに、退任を惜しむ声と同時に「なんでや!!」の声も多く聞こえてきました。

 事の真相を知った掛布ファンが金本阪神に対してどんな思いを描くか、は改めて謎解きをしなくても分かりますよね。

 つまり掛布退任を“迫った”金本監督には来季以降、これまで以上の結果責任を問う声がチーム内外から起こる可能性があります。阪神球団とすれば、こうした結果責任を問う声を最小限度に納めるべく? 長期契約を結ぶ方向です。3年という長期スパンを示せば、批判の声に対する“防波堤”になると考えるでしょう。

 しかし、それが果たして防波堤になるのかどうか? 来季以降の成績と若手のさらなる成長しか批判を封印する術はないでしょうね。チームが下位に低迷したり、若手の伸び悩みが顕著に見られたりすれば、「掛布を外したくせに!!」という声が蔓延(まんえん)する危険性は大いにありますね。

 掛布二軍監督の指導方法や理念がすべて正解だったとは言えません。一方で金本監督のソレも同じ理屈が通ります。いい点もあれば、改善点もあるでしょう。要は一軍と二軍でもっと意見をすり合わせ、相互理解を深めていれば、両雄並び立たずの図式にはなっていないはずですね。

 掛布二軍監督の就任を希望したのは金本監督でした。それが2年前。ドラフト下位指名から努力と研鑽(けんさん)で一流選手になった2人には共通した思いがあったのでしょう。金本監督は「野球感が合うから」と掛布二軍監督誕生の理由を話していましたね。それが2年間の指導の中で大きく変遷してしまったのです。

続きを読む

関連トピックス

関連ニュース

「産経WEST」のランキング