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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】やっぱり掛布退任“大津波”…3年契約を“防波堤”金本体制の来季は

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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】
やっぱり掛布退任“大津波”…3年契約を“防波堤”金本体制の来季は

鳴尾浜球場で練習を見守る金本監督(右)と掛布2軍監督 鳴尾浜球場で練習を見守る金本監督(右)と掛布2軍監督

 阪神球団として金本監督を旗頭に「若手育成路線」の継続を選択した以上、鉄人の理念、感覚にそぐわない指導者は「退任」させるしか道はないわけです。8月25日~27日の巨人戦(東京D)の期間中、東京都内のホテルで球団幹部と金本監督は集結し、来季以降の戦力構想、補強プランなどを話し合いましたが、この場で最終的に「掛布二軍監督の退任」は決まりました。

 このコラムでも書きましたが、FA補強では懸案だった中田翔(日本ハム)の獲得を見送り、投手重点の調査を行うことと、新外国人選手のリストにゲレーロ(中日)がトップランクされたことなどが確認されたのですが、それと同時に二軍監督の交代は決まったわけですね。

 「球団内部には“掛布二軍監督はそのままでいいのでは”という声もあったよ。でも、最終的には交代となった。そりゃあ、誰かの強力な意見があったからだろう。それが誰かって? 流れを見れば一目瞭然じゃあないか。これで一軍も二軍も金本監督の色が全面(前面)に出てくる、ということだ」とはチーム関係者の話です。

 金本監督が就任して2シーズンが終わろうとしています。チーム成績は4位、2位(16日現在)です。大きなテーマとする生え抜きの若手育成路線はどういう評価でしょうか。野手では中谷、大山、坂本、梅野らが一軍で結果を出し始めています。投手では秋山、小野や青柳、岩崎でしょう。

■球団は長期契約を“防波堤”に援護射撃…心配はOB・ファンの嵐…

 しかし、一方で藤浪の不振や岩貞、野手では高山や江越、原口、北條らが伸び悩んでいます。こうした状況を客観的にはどう評価するか。“金本目線”でいえば、もっと若手育成の成果を出すためには二軍改革は避けて通れない…と感じたのでしょうが、コップを反対側から見れば、逆の意見も出てくるかもしれませんね。

 そして、サイは投げられた…わけです。掛布二軍監督を退任させた来季以降は、どんな現象が待ち受けるでしょう。

 「一番の心配点は阪神OBの声だろうね。金本監督が監督に就任した2015年のオフ、OB会の会合では“なんで岡田じゃなくて外様の金本なんだ”という意見が出て揉(も)めたんだ。今度は掛布まで外されたからね。阪神のOBたちは金本監督に対して、相当にキツい視線を送るだろう。結果が出なければ容赦ない批判が飛び出すかも…」とはチーム関係者の声です。

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