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【今週の注目記事】中国人組織の“爆買い”詐欺 アップルペイ悪用、留学生「買い子」グループが暗躍

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【今週の注目記事】
中国人組織の“爆買い”詐欺 アップルペイ悪用、留学生「買い子」グループが暗躍

アップルベイを悪用した詐欺事件の構図 アップルベイを悪用した詐欺事件の構図

 2人は3月26、27両日、指示通り大阪市と京都市の家電量販店に足を運び、アップルペイを使ってロレックスの腕時計4点やデジタルカメラ、ノートパソコンなど17点(約730万円相当)を購入した。捜査関係者は「商品は換金性の高いものばかりだった」と振り返る。

 これらの商品は関東方面に発送された後に転売されたとみられ、転売額の2~3%を受け取っていたという。2人は逮捕後、「日にちや店舗、商品を指定され、アップルペイで決済するよう指示された」と供述。留学中の学費や生活費を稼ぐことが動機だった。

 埼玉県警も4~5月、大阪の事件と同じ3月26、27日にアップルペイを悪用してたばこを大量にだましとったとして、詐欺容疑で中国籍の男女4人を逮捕。両府県警は、同じ組織の指示を受け、同じタイミングで事件を起こしたとみている。

犯人側がバリアに守られ

 事件の鍵を握るアップルペイとは、アップル社のスマートフォン「iPhone」などを使った決済サービスだ。事前にクレジットカード情報を登録しておけば、店頭で読み取り機にスマホをかざすだけで買い物ができる。

 今回の犯行は、アップルペイの利用登録の際に、本来のカードの名義人でない他人がカード発行会社の認証コードを入手することが可能だったことが背景にあるようだ。

 府警によると、組織側がカードの名義人のさまざまなカード情報を把握した上でなりすまし、発行会社に「電話番号を変更した」などと連絡。発行会社から買い子のスマホに認証コードを送らせていたという。利用登録の際の本人確認が発行会社に任されていたことが「盲点」だった。商品の購入時に店側が見抜くことはまず不可能といえる。

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