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美人画の巨匠「日本人としての葛藤」の跡? 夢二「裸婦」に初期構図

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美人画の巨匠「日本人としての葛藤」の跡? 夢二「裸婦」に初期構図

「西海岸の裸婦」の女性の下腹部に布のようなものを描いた初期のデザインがあったことがわかったエックス線分析の画像(夢二郷土美術館提供) 「西海岸の裸婦」の女性の下腹部に布のようなものを描いた初期のデザインがあったことがわかったエックス線分析の画像(夢二郷土美術館提供)

 美人画で知られる画家、竹久夢二(1884~1934年)の幻の油彩画といわれる「西海岸の裸婦」に描かれた裸の女性の下腹部に、布のようなものを描いた初期のデザインがあったことが科学鑑定で分かったと、夢二郷土美術館(岡山市)が15日、発表した。

 同館によると、夢二が初めて本格的に取り組んだ裸婦画で、より完全な構図を模索していたと考えられるという。

 小嶋光信館長は「完全な裸体を描くことは、日本人として抵抗があったのではないか。夢二が葛藤したことがうかがえる」と話している。

 「西海岸の裸婦」は、裸の白人女性があおむけに寝そべる姿を描いた作品。保存修復のためのエックス線分析で、女性の下腹部を隠すように白っぽい布のようなひだが描かれていたことが判明した。

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