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【浪速風】「海道東征」再び(9月16日)

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【浪速風】
「海道東征」再び(9月16日)

 少し前の「夕焼けエッセー」になつかしさが募った。昭和30年代後半の夏の夕、男の子が神社に集まってソフトボールをする。バットは竹、社務所の屋根を越えればホームラン…。日本の神様はおおらかだから、子供の歓声に目を細めておられたのでは ▼そのころは神社にそんな光景があった気がする。子供に限らず人々が集う場だった。昭和41年、建国記念の日を祝日とする法改正がなされるころには、それに反対する声がかん高くなっていた。神道を戦争と結びつけ、「悪夢再現」などと騒ぐ声。いわゆる左のお歴々 ▼小欄、機会があれば各地の神社に参拝してきた。観光地は別として、多くは人の気配がない。社会を覆った偏った見方に、神々は寂しくも息を潜めておられたのか。いま確実に潮流は変わっている。建国神話を歌い、戦後は黙殺されてきた「海道東征」が来年も2月2日、大阪で上演される。誇り高いこの国の姿を、感じさせてくれるに違いない。

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