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三重・第三銀、経営統合で契約、「三十三FG」4月設立へ

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三重・第三銀、経営統合で契約、「三十三FG」4月設立へ

記者会見で握手する、三重銀行の渡辺三憲頭取(左)と第三銀行の岩間弘頭取=15日午後、名古屋市 記者会見で握手する、三重銀行の渡辺三憲頭取(左)と第三銀行の岩間弘頭取=15日午後、名古屋市

 三重銀行(三重県四日市市)と第三銀行(同県松阪市)は15日、経営統合する正式契約を結んだと発表した。平成30年4月2日に持ち株会社「三十三フィナンシャルグループ(FG)」を設立、両行がそれぞれ完全子会社として傘下に入る。

 三重銀の渡辺三憲頭取は名古屋市で記者会見し「相乗効果を最大限に発揮する」と述べ、営業基盤の拡充とコスト削減により5年後に12億円の統合効果を目指す考えを示した。

 統合では、三重銀の1株に対して持ち株会社の1株を、第三銀の1株に対して持ち株会社の0.7株を割り当てる。持ち株会社の社長は渡辺氏、会長は第三銀の岩間弘頭取が就く。登記上の本店を松阪市に置き、管理部門などを集約する本社機能は大都市の名古屋市に近い四日市市で担う。

 会見に同席した岩間氏は、社名の由来が両行に共通する「三」を足し合わせた「三、+(プラス)、三」だと説明。第三銀に注入されている300億円の公的資金については「相乗効果を生かし、返済金の積み上げを速めたい」と話した。

 両行の総資産を29年3月末時点の連結ベースで単純合算すると4兆円超で、三重県でトップの百五銀行(津市)の約5兆5千億円に迫る。三重銀と第三銀は2~3年後の合併も視野に入れている。

 低金利や人口減少に伴い収益環境が厳しくなっており、両行は今年2月、統合で基本合意したと発表していた。

 渡辺 三憲氏(わたなべ・みつのり)名古屋大卒。78年住友銀行(現三井住友銀行)。取締役兼専務執行役員を経て13年に三重銀行。副頭取を経て15年4月から頭取。62歳。名古屋市出身。

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