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今こそ未来へ問う「この国」「日本人とは」松山で司馬遼太郎展 日露戦争…秋山・正岡家との交流も紹介

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今こそ未来へ問う「この国」「日本人とは」松山で司馬遼太郎展 日露戦争…秋山・正岡家との交流も紹介

「司馬遼太郎展」会場の入り口パネル=松山市の愛媛県美術館 「司馬遼太郎展」会場の入り口パネル=松山市の愛媛県美術館

 『竜馬がゆく』『坂の上の雲』『この国のかたち』など、歴史小説やエッセーを多数著し、日本とは何か、日本人とは何かを問い続けた作家、司馬遼太郎(1923~96年)の回顧展「没後20年 司馬遼太郎展-21世紀“未来の街角”で」(産経新聞社など主催)が16日から、松山市堀之内の愛媛県美術館特別展示室( http://www.ehime-art.jp/ )で開かれる。司馬の作品を通じて、混迷する時代を切り開いてきた先人たちの志に触れることができる。

▼愛媛県美術館の公式サイト(外部サイト: http://www.ehime-art.jp/

■愛媛県美術館で知る明治の心…司馬の産経新聞記者の時代に愛した椅子も展示

 司馬の没後20年を迎えた昨年から北九州、大阪、高知、横浜を巡回しており、松山は5会場目となる。

 同展では、司馬の自筆原稿や連載当時の挿絵の原画のほか、関連する歴史資料を展示し、司馬作品の世界を表現。会場内の随所に小説の中の文章が抜き出して展示され、司馬さんの歴史を見る目線が追体験できる仕掛けになっている。

 また、司馬が初期作品の執筆に使った文机や、産経新聞の記者時代に通っていた京都宗教記者クラブの椅子など、ゆかりの品も展示する。

 10月15日まで。問い合わせは、坂の上の雲ミュージアム((電)089・915・2600 http://www.sakanouenokumomuseum.jp/ )。

▼坂の上の雲ミュージアムの公式ホームページ(外部サイト: http://www.sakanouenokumomuseum.jp/

    ◇

■愛媛県美術館と回遊…坂の上の雲ミュージアムでも司馬や、正岡子規・秋山兄弟の気概を体験

 司馬遼太郎展の5つ目の会場となる松山市は司馬の代表作『坂の上の雲』の主人公、正岡子規と秋山好古、真之兄弟のふるさと。市内の坂の上の雲ミュージアムでは、司馬展に関連して「司馬遼太郎と『坂の上の雲』」と題した特別展示も行っている。

 『坂の上の雲』は、3人の主人公を軸に、明治のくにづくりから日露戦争での勝利までを描いた作品で、昭和43(1968)~47年に産経新聞に連載された。俳句や短歌など短詩系文学の近代化に努めた子規、日本騎兵の父と呼ばれ、日露戦争ではコサック騎兵の猛攻を防いだ好古、日本海海戦で連合艦隊の参謀としてバルチック艦隊を壊滅させた真之の3人の人生に明治日本の成長の物語が重ね合わせて語られる。ミュージアムの常設展示では、3人と周囲の人々の人物群像や明治の社会について解説。司馬の愛した明治人の息吹が感じられる施設になっている。

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