産経WEST

「説明あった」熊本県訂正、復興工事でジオパーク破壊「早期復興のためやむを得ない状況」

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


「説明あった」熊本県訂正、復興工事でジオパーク破壊「早期復興のためやむを得ない状況」

立野峡谷の柱状節理=平成27年12月撮影、熊本県南阿蘇村(市民団体提供) 立野峡谷の柱状節理=平成27年12月撮影、熊本県南阿蘇村(市民団体提供)

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界ジオパーク」に指定されている熊本県・阿蘇にある立野峡谷の「柱状節理」が熊本地震の復興に伴う国の工事で壊された問題で、県は14日、「事前に説明を受けていた」と訂正した。

 県は当初「知らされていなかった」としていたが、担当部署が資料を精査した結果、県が加わる技術検討会での国側の説明内容から、柱状節理が削られる可能性を認識していたという。県の担当者は「早期復旧・復興を果たすために、やむを得ない状況だった」と釈明した。

 蒲島郁夫知事は報道機関に出したコメントで「(工事内容は)県も参加する技術検討会で決定され、その際、可能な限り景観に配慮すると聞いている」とし、工事の続行を求めた。

 柱状節理は阿蘇山の溶岩が凝固した柱状の割れ目で、ジオパークの見どころの一つ。国の工事は、地震で崩落した阿蘇大橋の架け替えのために実施された。

「産経WEST」のランキング