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【浪速風】住宅街での路上射殺事件…暴力団の無法を許すな(9月14日)

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【浪速風】
住宅街での路上射殺事件…暴力団の無法を許すな(9月14日)

発砲事件があった現場付近を調べる兵庫県警の捜査員=12日午前、神戸市長田区 発砲事件があった現場付近を調べる兵庫県警の捜査員=12日午前、神戸市長田区

 「どこに行くんじゃ!?」と目を血走らせた屈強な男たちに囲まれて、震え上がった。出産のため入院していた妻を見舞いに来たのだが、隣接する救命救急センターに、銃撃された暴力団山口組の幹部が運び込まれていたのだ。昭和60(1985)年1月。山口組と分裂した一和会の「山一抗争」である。

 ▼この時、山口組の竹中正久4代目組長が射殺され、2年後に抗争が終結するまでに、双方で死者約30人、市民や警察官にもけが人が出た。神戸市長田区の路上で起きた銃撃事件で、恐怖がよみがえった。指定暴力団神戸山口組から離脱した任侠(にんきょう)山口組の代表を狙ったとみられ、死亡したのは警護役だった。

 ▼現場は住宅街で、小学校も近い。傍若無人の無法を許してはならない。先に日本最大の暴力団である山口組が分裂し、さらに内部対立が表面化している。もはや一枚岩ではない。あらゆる法令を駆使して、抗争を封じ込め、資金源を絶ち、壊滅に追い込んでほしい。

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