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「妹が帰国するまであきらめない」…拉致被害者の兄、松本孟氏が児童に出前授業で訴える 鳥取

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「妹が帰国するまであきらめない」…拉致被害者の兄、松本孟氏が児童に出前授業で訴える 鳥取

「あきらめない」と児童たちに語りかける松本孟さん=鳥取県大山町の中山小 「あきらめない」と児童たちに語りかける松本孟さん=鳥取県大山町の中山小

 鳥取県大山町立中山小学校(末次和也校長)で13日、北朝鮮による拉致問題に関する出前授業が行われた。米子市の拉致被害者、松本京子さん(69)=拉致当時(29)の兄、孟(はじめ)さん(70)が「拉致問題は必ず解決する。妹が帰国するまであきらめない」と児童たちに訴えた。

 6年生約40人が出席、孟さんが「拉致被害者の人権、家族の思い」と題して講演した。

 松本京子さんは昭和52年10月21日夜、日本海近くの同市和田町の自宅から近所の編み物教室に向かう途中で拉致された。孟さんは「妹は母と2人暮らし。母は毎日、妹の手がかりを探して歩いていた」と、娘が突然行方不明になった母、三江さんの当時の様子を語った。政府は平成18年11月、京子さんを北朝鮮による拉致被害者と認定。三江さんは5年前、89歳で亡くなる直前まで救い出せない悔しさを訴えたという。

 10月で拉致から40年。日朝間に解決に向けた動きがない中、孟さんは「取り返しのつかない長い時間。救出をあきらめたら、それで終わってしまう」と、改めて救出への決意を語った。

 出席した女子児童(12)は「京子さんを救い出したいという強い思いが伝わった」と話していた。

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