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【この本おもろっ】大阪の地ソースの事情を描いた「大阪ソースダイバー」 著者が語るソースが最も輝いた昭和の時代

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【この本おもろっ】
大阪の地ソースの事情を描いた「大阪ソースダイバー」 著者が語るソースが最も輝いた昭和の時代

「大阪ソースダイバー」 「大阪ソースダイバー」

 お好み焼き、串カツに代表されるソースと大阪の関係は深く、ハイカラな調味料として、憧れを持って受け入れられた昭和の輝かしい時代があった。そんな大阪のソース事情を探ったガイド本『大阪ソースダイバー』(ブリコルール・パブリッシング http://bricoleur-p.jp/product/o_9784990880132.html )が刊行された。ソースの歴史や文化を掘り下げた読み物に加え、お好み焼き、串カツの名店情報も満載だ。下町文化が生んだソースの軌跡が、香ばしく匂い立ってくる。   (横山由紀子)

ソースが輝いた昭和の下町

 大阪、そして関西の食生活と深く結び付いてきたソースが、最も輝いていた時代があるという。

 昭和の下町で、お好み焼き、串カツが親しまれ、食卓には当たり前のようにソースが並び、揚げ物はもちろん、天ぷら、目玉焼き、冷奴にまで、何にでもかけられた。

 「ソースはハイカラで憧れの存在だった」。大阪市西成区の下町で生まれ育った執筆者のライター、堀埜(ほりの)浩二さん(57)は、そう回想する。しかし現在、「そういえば、食卓でソースを見なくなった」。そんな疑問を探るべく、本書でソースの歴史的背景や庶民の味として受け入れられた土壌、ソースと下町の関係に迫った。「ソースのまとまった論考を書き残しておきたかった」と話す。

 タイトルは、中沢新一さんの著書「大阪アースダイバー」に由来する。「ダジャレから始まったタイトル」(堀埜さん)というが、土地の歴史や文化を掘り下げた名著に引けをとらない社会的考察が光る。

お好み焼き、たこ焼き“粉もん”…ソース、明治期は「ハイカラで贅沢な褐色」

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