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【スポーツの舞台裏】サッカー界に息づく教え 鹿実の名将・松沢隆司さん悼む G大阪・遠藤「あの時代があったから今の自分がいる」

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【スポーツの舞台裏】
サッカー界に息づく教え 鹿実の名将・松沢隆司さん悼む G大阪・遠藤「あの時代があったから今の自分がいる」

鹿児島実業を高校サッカー界の名門に導いた松沢隆司さん=2005年(小倉元司撮影) 鹿児島実業を高校サッカー界の名門に導いた松沢隆司さん=2005年(小倉元司撮影)

 高校サッカーの鹿児島実業高を40年以上にわたって率いた名将の松沢隆司(たかし)さんが、8月11日に76歳で亡くなった。「鹿実(かじつ)」を全国高校選手権で2度の優勝、3度の準優勝に導き、多くの名選手を育てた。日本代表としてワールドカップ(W杯)3大会を経験した遠藤保仁(37)=G大阪=と、同校が全国高校選手権で初めて決勝に進んだ時の主力で、現在は宮崎産業経営大監督の笛真人氏(44)が産経新聞の取材に応じ、恩師をしのんだ。(大宮健司)

献身的プレーの原点

 「先生が築きあげてきたものは計り知れない。あの時代があったから今の自分がある」と遠藤は振り返る。2010年南アフリカと14年ブラジルの両W杯では、冷静なパスと豊富な運動量を武器に守備的MFとして活躍した。「先生には『自分が犠牲になることで周りがいいプレーを選択できる』と、ずっと言われていた」と遠藤。持ち味である献身的なプレーの基礎は高校時代につくられた。

 遠藤は3人兄弟の末っ子。兄2人も鹿実の選手で、子供のころから松沢さんと面識があった。高校時代の3年間は厳しい指導を受けたが、卒業後は遠藤が古里の鹿児島で展開するサッカー教室に顔を出したり、日本代表の試合を観戦に訪れたり…と交流。会えば「体は大丈夫か」と温和な笑顔でベテランの域に入った遠藤の体調を気に掛けていたという。

 気軽に声をかけてくれる恩師の人柄を、遠藤は「先生という感じではなく、普通のおっちゃん」と評する。

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