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【関西の議論】ベンチの向きを90度変えるだけ! 鉄道会社〝悩みのタネ〟…酔客のホーム転落事故は防げるのか

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【関西の議論】
ベンチの向きを90度変えるだけ! 鉄道会社〝悩みのタネ〟…酔客のホーム転落事故は防げるのか

線路に向かって設置されたかつてのベンチ(左)では、酔客が立ち上がり、そのまままっすぐ歩いて線路に転落してしまう。しかし、90度回転させたベンチ(右)だとこの種の転落事故が防げる―という発想で、JR西日本などが工事を進めている 線路に向かって設置されたかつてのベンチ(左)では、酔客が立ち上がり、そのまままっすぐ歩いて線路に転落してしまう。しかし、90度回転させたベンチ(右)だとこの種の転落事故が防げる―という発想で、JR西日本などが工事を進めている

 国交省によると、駅ホームでの線路転落や車両との接触事故は、28年度で3077件。ここ数年はホームドア設置などで減少傾向にあるが、毎年3千件以上で推移している。

 国は32年度までに、全国約9500駅のうち約800駅でホームドア導入という目標を設定。1日あたりの乗降客数が10万人以上の駅を優先するよう鉄道各社に求めており、今年3月末時点で設置済みなのは686駅となっている。

 首都圏ではホームドア設置が進む。JR東日本の山手線では3月末現在、全29駅のうち24駅で設置が完了。東京メトロでも丸ノ内線や有楽町線、副都心線などで高い設置率となっている。

 一方、関西圏はホームドアの設置がずいぶん遅れているようだ。

 大阪と東京を単純比較すると、大阪は55駅で、東京の251駅と大きく差があり、神奈川の66駅よりも少ない。現在、JR大阪環状線でホームドアが設置されているのは全19駅のうち1駅のみ。東海道線でも3駅しかない。大阪の主要地下鉄の御堂筋線でもわずか2駅。滋賀、奈良、和歌山の3県にいたっては、設置されている駅が一つもないという状況だ。

ホームドア設置が進まない理由

 関西圏内でホームドア設置が進まないのには理由があるという。

 JR西日本は「同じ路線に扉の位置が異なる車両が乗り入れることがあり、設置工事が一筋縄ではいかない」とする。扉の位置に加え、車両の数や長さが異なるなどクリアすべき技術的な課題があるのだ。

低い収益、高い設置費…実はJR西の接触事故、7割超が「酔客」

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