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ウィーン・フィル初の女性コンマス・ダナイローヴァ、大阪に登場 「ロシアともドイツとも違う独自の音楽解釈 伝えるのが使命」

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ウィーン・フィル初の女性コンマス・ダナイローヴァ、大阪に登場 「ロシアともドイツとも違う独自の音楽解釈 伝えるのが使命」

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団初の女性コンサートマスターとして活躍するアルベナ・ダナイローヴァ ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団初の女性コンサートマスターとして活躍するアルベナ・ダナイローヴァ

 芸術の秋がやってきた。大阪のクラシック音楽専用ホール、いずみホールでは9月17日から音楽の都、ウィーンの豊かな響きを運ぶコンサートシリーズ「ウィーン・ムジークフェスト2017」が開かれる。現代ピアノ界の巨匠、ルドルフ・ブッフビンダーや、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートミストレスとして活躍するアルベナ・ダナイローヴァが登場して、最高級の室内楽を聴かせてくれるはずだ。そのダナイローヴァに、コンサートへの思いを聞いた。

「特別な親密感が醸成できる」楽しみ

 世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルで初の女性コンサートマスターとして活躍しているダナイローヴァ。その彼女が20日、大阪・いずみホールに初登場する。共演するのは現代最高のピアニストの一人と称されるブッフビンダーとウィーン・フィルの首席チェロ奏者のタマーシュ・ヴァルガだ。2年前、オーストリアの音楽祭で初めてこの3人で共演した。ダナイローヴァは「すばらしい、美しい経験だった」と振り返る。

 「ブッフビンダーはすべての音を知り尽くし、そしてたくさんの経験、物語を知っている。だからこそとてもカラフルな音を奏でることができ、一方で共演者の音楽を即時に理解してくれる。再び共演できることはとても名誉だし、うれしい」

 今回、大阪で演奏するのはベートーベンのピアノ三重奏曲第7番「大公」とメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番。「ベートーベンのパトロンでもあったルドルフ大公に献呈されたこの曲は、格調高くスケールの大きな曲。感謝の気持ちも感じられ、とても豊かな雰囲気を味わってもらえるのでは」と話す。また、メンデルスゾーンのピアノトリオについても「とてもロマンチック。3人で花火を打ち上げるような華やかな曲」と考えている。

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