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【山上直子の誘惑する京都】世界に誇る皇室…吉田茂首相も応援“碧い眼の神道学者”ポンソンビ博士展、下鴨神社で

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【山上直子の誘惑する京都】
世界に誇る皇室…吉田茂首相も応援“碧い眼の神道学者”ポンソンビ博士展、下鴨神社で

リチャード・ポンソンビ=フェーン博士の研究成果や遺品を展示する「碧い眼の神道学者 ポンソンビ博士展」と新木直安館長=京都市左京区、下鴨神社の資料館「秀穂舎」 リチャード・ポンソンビ=フェーン博士の研究成果や遺品を展示する「碧い眼の神道学者 ポンソンビ博士展」と新木直安館長=京都市左京区、下鴨神社の資料館「秀穂舎」

 「碧(あお)い目の高山彦九郎」と評された明治~昭和期の神道学者、リチャード・ポンソンビ=フェーン博士(1878~1937年)の回顧展が京都市左京区の下鴨神社の資料館、「秀穂舎(しゅうすいしゃ)」で開かれている。膨大な蔵書や見事な日本語の筆跡のみならず、あの時代にこれほど深く日本を理解し、神道や皇室に日本の神髄を見いだした外国人がいたことに驚かされる。

 ポンソンビ博士は明治11(1878)年、ロンドンの英国貴族の家に生まれた。外交官となって34年に初来日。このとき、日本の歴史や風物に強く興味を引かれたそうだ。2年後に香港に赴任。その後もたびたび日本や台湾で過ごし、大正4(1915)年、初の研究本「日本皇室譜」を出版した。王権神授説の立場から日本の皇統継承を考察したもので、皇室について「世界に誇ることができる制度」と述べている。

 その後、日本に移住。東京、後に京都に移り、日本の暮らしを愛した。肖像画や写真を見ても和服ばかりで、記録によると、白米やみそ汁、刺し身など和食しか食べず、日本酒がお好みで、中でも「菊正宗」が好きだったという。

 展示品は、直筆原稿や著作本が多数、旧蔵書約千冊、遺品など。杖(つえ)や当時のパスポートなどもおもしろい。珍しいものといえば、博士が集めた朱印帳40冊で、「照南神社」「マーシャル神社」など、かつて日本統治下にあった南洋諸島のものが目を引く。歴史資料としても興味深いのではなかろうか。

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