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【鬼筆のスポ魂】突然、上から練習内容変えるよう指示が…「金本流育成」との乖離、掛布2軍監督退任へ

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【鬼筆のスポ魂】
突然、上から練習内容変えるよう指示が…「金本流育成」との乖離、掛布2軍監督退任へ

鳴尾浜球場で練習を見守る金本監督(右)と掛布2軍監督 鳴尾浜球場で練習を見守る金本監督(右)と掛布2軍監督

 それは昨秋10月、フェニックス・リーグ(宮崎)でのことだ。掛布雅之2軍監督(62)率いる若虎たちが12球団の若手選手が集うリーグ戦を戦っている最中に起こった。

 「突然、上(金本監督)から練習内容を変えるように指示が来た。それも監督から2軍監督に直接ではなく。聞いている話だとコーチ陣に話がおりてきたそうだ。それが原因で掛布2軍監督も困惑したらしく…」とは球団関係者の話だ。

 事の流れを要約すると、フェニックス・リーグを戦う阪神2軍の練習内容を伝え聞いた金本監督は物足りなく感じたようだ。そこで2軍のコーチ陣に対し、もっと激しい強制的な練習メニューへの変更を要求したのだという。そのときから、選手の自主性を重んじる掛布2軍監督の考えとはギャップが生まれた。2人の若手育成方針はその後、乖離(かいり)したまま交わることはなかった。10日に発表された掛布2軍監督の退任はギャップを清算するべく、球団側が下した結論だった。

 金本監督は2015年オフの監督就任から一貫して「生え抜きの若手育成路線」を掲げている。そして監督就任と同時に、自身のテーマの一丁目一番地である2軍監督に、掛布球団本部付育成&打撃コーディネーター(当時)の抜擢(ばってき)を球団に要請。どうして掛布2軍監督だったのか。金本監督がプロの世界で一流になったプロセスに人一倍の親近感を感じたからこその指名だったと思う。

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