産経WEST

奈良の高校で妖怪談議!? トイレの花子さん、ひきこさん、くねくねさん…「妖怪研究家」が特別講義

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


奈良の高校で妖怪談議!? トイレの花子さん、ひきこさん、くねくねさん…「妖怪研究家」が特別講義

県内の「不思議スポット」を写真で紹介する木下さん=奈良市 県内の「不思議スポット」を写真で紹介する木下さん=奈良市

 妖怪を通して奈良の文化や風習を学んでもらおうと、奈良市の県立西の京高校「地域創成コース」で妖怪文化研究家、木下昌美さん(29)を招いた特別講義が開かれ、参加した生徒らは木下さんの「妖怪談議」に目を輝かせた。

 福岡県出身の木下さんは、同志社女子大や奈良女子大大学院で、怪異な話が多い「今昔物語集」「日本霊異記」などの説話文学を研究。地元紙記者を経て「妖怪文化研究家」として活動を始め、昨年3月から月1回、電子新聞「奈良妖怪新聞」を発行している。

 特別講義のタイトルは、「奈良県の妖怪について」。「妖怪とは何か」という問いから始まり、アニメや映画などに登場する「トイレの花子さん」「ひきこさん」などを紹介し、「学園もの」妖怪が流行した背景を説明。インターネットが普及したことで広く伝わるようになった現代の妖怪話「くねくねさん」の朗読などを行った。

 また、「カッパが出る」とされる奈良市の鴻ノ池運動公園や、人魚がいると伝わる曽爾村の曽爾高原など、県内各地の妖怪にまつわる「不思議スポット」を写真で紹介。講義を聴いた同校3年生の小林あまねさん(17)は「『人間がいるから妖怪がいる』という言葉が印象に残った。不思議スポットにも行ってみたい」。木下さんは「高校生の前で話をするのは初めてだったが、みんな熱心に聞いてくれた。地域を深く知るきっかけになってくれればうれしい」と話していた。

「産経WEST」のランキング