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【軍事ワールド】北の核、広島型の10倍 米中それぞれのジレンマ

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【軍事ワールド】
北の核、広島型の10倍 米中それぞれのジレンマ

核の兵器化事業を指導する金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮中央通信=ロイター) 核の兵器化事業を指導する金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮中央通信=ロイター)

 ナチスの占領時に仏を脱出した軍人や、仏植民地に配置されていた仏軍残余をまとめた自由フランス軍司令官のシャルル・ドゴール将軍は、母国の首都パリ奪還のためにこそ戦い続けてきたことをアピールし、パリ解放に執念を見せたが、米英連合軍首脳部は消極的だった。「パリなどドイツ人に管理させておけ」という声があったのだ。

 もしパリ奪還に動けば、頑強に抵抗するドイツ軍との戦闘で兵力はダメージを負い、時間も失ううえ、避けがたい難問を引き起こす。奪還後のパリ市民を、どうやって“面倒を見る”のか、という問題だ。そのための食料と燃料、治安維持の人員は膨大なものとなる。そうした資源があれば、連合軍の多くの陸上部隊がドイツの首都ベルリンまで一気に攻め込み、戦争を終わらせることができるではないか、との意見だ。

 当時の米英連合軍は、燃料や食料、武器弾薬を米英本土からの海運に頼っていた。仏海岸で使えるわずかな港湾をフル稼働させ、膨大な数のトラックによる大規模物流システム「レッドボール・エクスプレス」を構築するなどして前線に物資を運んでいた。それらの戦略物資を、大都市パリはあっという間に飲み込んでしまうだろう。

 一方で、パリを包囲状態にしておけば、中のドイツ軍はいずれ投降するしかない。戦わずに勝てるのだ。

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