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【軍事ワールド】北の核、広島型の10倍 米中それぞれのジレンマ

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【軍事ワールド】
北の核、広島型の10倍 米中それぞれのジレンマ

核の兵器化事業を指導する金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮中央通信=ロイター) 核の兵器化事業を指導する金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮中央通信=ロイター)

 北朝鮮が6回目の核実験を行い、ついに水爆の開発に成功したと見られている。日本はもちろん米中も衝撃を受けつつ対応を図るが、いずれも妙案がないのが実情だ。打つ手はいくらでもあるが、改善の保障はないというジレンマが米中の2大国を悩ませている。(岡田敏彦)

 シンプルな解決策

 北朝鮮のミサイルと核の開発は、米国にとって無視できない安全保障上の問題となった。かつて国民に多数の餓死者を出し、世界の最貧国レベルだった北朝鮮が、核ミサイル一本槍の軍事増強で「グアムを包囲射撃する」と公に脅しをかけ、かつ水爆を開発するまでになったのだ。

 しかし核実験前の8月7日、最もシンプルかつ恐ろしい解決策を示す人物が現れた。元米空軍参謀次長で太平洋空軍司令官も務めたトーマス・マキナニー退役中将だ。

 マキナニー氏は米保守系TV局のFOXニュースに出演。北朝鮮の米本土攻撃の危険性について尋ねられ「いまの北朝鮮には米本土を攻撃する能力はない。しかし1年以内にはその能力を持つだろう。ただ、もし金正恩・朝鮮労働党委員長が(韓国の首都)ソウルを攻撃すれば、米国の核兵器を含む反撃によって15分で全てが終わる。北朝鮮の全ての都市が消える」と報復核攻撃を示唆した。

 圧倒的な陸海空軍戦力を持つ米国が、今も北朝鮮に軍事力を行使しない理由は、トランプ米大統領が「北朝鮮にとって悲劇の日となる」と言うとおり北の民間人に未曾有の被害が出ることに加えて、ソウルが“人質”にとられているからだ。ソウルと北との国境までは約40キロ。その距離であれば、高価で数が限られるうえに軍事目標として目立ちやすい弾道ミサイルなどは必要ない。

金委員長の生き残る時間=攻撃可能時間…それは「15分間」

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