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CT検査で肺がん見落とし、夫が死亡と提訴 名古屋大に2億6千万円賠償求め提訴

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CT検査で肺がん見落とし、夫が死亡と提訴 名古屋大に2億6千万円賠償求め提訴

 定期的にコンピューター断層撮影(CT)検査を受けていたのに名古屋大病院が肺がんを見落とし、治療しなかったため、夫が死亡したとして、名古屋市の女性が11日までに名古屋大に約2億6600万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴した。

 訴状などによると、女性の夫は平成19年11月からCT検査を受け始め、約1年後、肺に小さな影があったが見落とされた。21年5月の検査で影が拡大し、がんの可能性が高まったのに病院は放置。24年6月にがんと診断されるまで治療せず、26年3月に死亡したとしている。

 名古屋大病院は24年6月の診断以前から、病巣が存在していた疑いがあるとして、調査委員会を設置。27年10月に「約3年にわたる発見の遅れがあり、その間にがんの進行を許し、治療の機会を逃した」とする報告書をまとめた。

 原告の代理人弁護士によると、事前の話し合いで、病院側の責任について争いはなかったが、賠償額で折り合いが付かなかったため提訴したとしている。

 名古屋大は「係争中なのでコメントできない」としている。

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