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9秒台支えた「桐生スペシャル」 シューズ提供のアシックス、技術と情熱を結集

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9秒台支えた「桐生スペシャル」 シューズ提供のアシックス、技術と情熱を結集

桐生祥秀選手が着用しているスパイク(アシックスジャパン提供) 桐生祥秀選手が着用しているスパイク(アシックスジャパン提供)

 陸上男子の桐生祥秀選手が100メートルで日本人初の9秒台をマークした快挙に、スパイクシューズを提供してきたアシックスは週明けの11日、社内が歓喜に沸いた。同社は2年前から“桐生スペシャル”を開発し、今年4月に完成。技術と情熱を注ぎ込んだ一足が日本の陸上史を塗り替えた。

 同社は桐生選手が洛南高校(京都市)2年生の時からシューズを提供してきたが、当初は市販品を改良するにとどまっていた。

 しかし、27年秋から専用シューズの開発に着手。高速ピッチを強みとする桐生選手は、短い時間に地面をしっかり捉えられるよう「足裏全体で接地できるスパイクを」と求めた。

 要望を受けたグローバルフットウエア生産統括部アスリート・カスタムチームの田崎公也さんは「持てる技術を全て注いだ」。

 短距離用のシューズは通常、スパイクピンを備える前部を重視し、土踏まずから後部にかけては簡素な作りだが、桐生選手のシューズは剛性の高い特殊合成樹脂を後部まで採用。甲の部分には東レと共同開発した弾力の強いメッシュを立体裁断し、フィット性を高めて足のブレを減らした。

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