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横山ホットブラザーズさんもびっくり-「のこぎり音楽」の魅力、関西から発信  聴覚障害者にも優しい“バリアフリー音楽”

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横山ホットブラザーズさんもびっくり-「のこぎり音楽」の魅力、関西から発信  聴覚障害者にも優しい“バリアフリー音楽”

のこぎり音楽教室で演奏を披露するAndreさん(左)受講生たち=毎日文化センター のこぎり音楽教室で演奏を披露するAndreさん(左)受講生たち=毎日文化センター

 のこぎり音楽が今、注目されている。「お~ま~え~は~あ~ほ~か」のフレーズで知られ、今年6月に大阪市の無形文化財にも指定された「横山ホットブラザーズ」の芸で有名だが、実は世界大会も開かれるれっきとした音楽だ。近年ではドラマの挿入曲としても多用されているほか、聴覚障害者も聞き取りやすい波形を持つことも判明。関係者はこの魅力的な“バリアフリー音楽”を「関西から盛り上げたい」と意気込んでいる。(桑波田仰太)

ユーモラスながら哀愁も帯びた不思議な音色 ドラマの挿入曲でも

 「ヒューイン」。大阪市北区の毎日文化センターで、月2回開催されているのこぎり音楽教室。生徒4人が「故郷」を演奏していた。手にしていたのは演奏用の西洋のこぎり。長さ1メートルほどで、柄の部分を両脚の太ももで挟み、金属部分を指で曲げながらバイオリンの弓などで弾くと、ユーモラスながら哀愁も帯びた、なんとも不思議な音色が響いた。

 のこぎりは、曲げ具合や弓のこすり方で音程や音色が変わる。教室で指導するのこぎり奏者のAndre(アンドレ)さん(42)=大阪府八尾市=は「そこが難しいところだけど、音色を通して自分の心を伝えている感覚が強い楽器」と語る。

 横山ホットブラザーズさんを思い浮かべる人が多いことから「笑い」を連想しがちだが、米国では世界大会も開かれるなど愛好家も多い。その音色はソプラノの歌声にも例えられ、近年は「妖怪人間ベム」や「フランケンシュタインの恋」など、ドラマの挿入曲としても多く使われている。

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