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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】金本監督さらに3年契約! 広島“紙一重”若虎育成、チーム改革は第2章へ

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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】
金本監督さらに3年契約! 広島“紙一重”若虎育成、チーム改革は第2章へ

今季で2年契約の切れる阪神の金本知憲監督。「さらに3年」基本線に複数年を契約へ…=マツダスタジアム(森本幸一撮影) 今季で2年契約の切れる阪神の金本知憲監督。「さらに3年」基本線に複数年を契約へ…=マツダスタジアム(森本幸一撮影)

 阪神球団が今季で2年契約の切れる金本知憲監督(49)に近日中にも3年契約を基本線とする複数年契約を提示します。阪神電鉄本社-球団首脳は「生え抜きの若手育成路線」をテーマとしながら、今季は2位(8日現在、68勝55敗1分)と奮闘する金本監督の育成&采配能力を評価。さらに3年のスパンでチーム改革を進める方針を固めました。最終的には金本監督自身の希望も汲み入れる形で契約年数は決定しますが、「さらに3年」が基本線であることは動きません。

■オーナーは「3年でも5年でも続けてほしい…」

 敵地マツダスタジアムでの広島3連戦(9月5日~7日)は痛恨の3連敗でした。しかも全てが逆転負け。力の差といってしまえばそれまでですが、さあ逆転Vだ…なんて意気込んだ阪神ファンにとっては悪夢のような3日間だったでしょう。私も安部に逆転サヨナラ2ランを食らった第1戦は思わず椅子からずり落ちました。福留の逆転2ランが出た、わずか13分後の地獄絵図…。これまで阪神の地獄を何度も見てきた経験がありますが、またかよ…とひとりで突っ込んでいました。

 「あと一歩のところまで行ってたし。まあ、土壇場で…。でも、流れだと思う、これは。去年より全然、広島と戦えている。きょうも紙一重」

 「本当に、去年とは明らかに変わっている。まだ、力の差はあるけれど…。明らかに近づいていると思う。まあ、まだ終わったわけじゃない。自信にして欲しいですね。この3つは流れでやられた3試合だったですからね」

 3連敗を喫した直後の金本監督のコメントですね。悪夢の3連敗を喫したけれど、コメントには希望的なニュアンスが込められていました。常に広島のチーム力を評価する金本監督は、自らが育て、鍛えてきた阪神のチーム力が昨年よりもはるかに広島に接近していることを「評価」したのです。悔しい3連敗の後にですが、これは負け惜しみではなく、ベンチで戦っていた人間として、肌に伝わってきた紛れもない手応えだったのです。

 そして、その手応えは金本監督だけではなく、阪神電鉄本社-球団首脳も同じように感じていたのです。つまり、金本監督にチームを委ねればさらに広島に接近し、追いつき、追い越せる…と。だからこそ、近日中に金本監督に提示する再契約交渉の内容は「信頼の証」となったのです。

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