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中部電と大ガス、提携検討 首都圏攻略で新販売会社

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中部電と大ガス、提携検討 首都圏攻略で新販売会社

 中部電力と大阪ガスが、首都圏で電気・都市ガスを販売する新会社設立を検討していることが8日、分かった。新会社は早ければ来春にも設立する方向だ。電気・ガス小売りの全面自由化で業種の枠を超えた競争が激しくなる中、中部電、大ガスとも東京電力ホールディングス(HD)と他の分野では協業している。生き残りを懸けた提携関係は複雑化してきた。

 新会社が販売する電気は、東電と中部電が設立した火力発電会社「JERA」から調達。都市ガスは、東電、大ガス、石油元売りのJXTGホールディングスが川崎市内に新設する製造施設から調達する案がそれぞれ出ている。

 中部電と大ガスはこれまで、米国からのシェールガス輸入や、国内でのガスパイプライン建設で協業した実績がある。両社とも首都圏での顧客基盤は薄く、協業により規模を生かした営業力の強化を模索する。

 大ガスは、地元で関西電力との電気・ガス事業をめぐる顧客争奪戦が激化する中、人口の流入が今後も見込まれる首都圏での収益拡大の機会をうかがっており、福島県に三井物産などと共同で天然ガス火力発電所の建設計画などを進めている。

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