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釣った魚、買い取ります…月の買い取り総額は12万円

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釣った魚、買い取ります…月の買い取り総額は12万円

釣り人(左)から海で釣った魚を受け取る伊藤俊輔さん=福井県坂井市 釣り人(左)から海で釣った魚を受け取る伊藤俊輔さん=福井県坂井市

 福井県坂井市三国町に今春、釣り人が海で釣った魚を現金で買い取る店舗「おさかな集積所おとと」がオープンした。「漁師の疑似体験を通じ、釣りを楽しむ人に漁業への関心を高めてほしい」と代表の伊藤俊輔さん(29)。築地などの市場価格を基に買い取った魚は併設のレストランで提供、観光客の胃袋も満足させている。

 曽祖母の代から続く旅館の改装オープンに合わせ4月に開業。釣り人は事前に「フィッシュハンター」としての登録が必要で、小魚や一部の種類以外が買い取り対象だ。価格は複数の市場価格を勘案して決め、ホームページには高値で買い取っている魚の写真が並ぶ。

 背景にあったのは深刻な漁業者不足への危機感だ。水産白書によると、漁業就業者は減少を続け、平成28年は約16万人。伊藤さんも、漁師が減って以前は食卓に上った地元の魚が流通しなくなったと感じていた。一方でレジャー白書では、趣味で釣りを楽しんだ15~79歳は推計690万人に。「釣り人の力を借りられれば、観光客に地元の魚を味わってもらえるのでは」と考えた。

 買い取った魚は、刺し身や唐揚げなどにして、レストランの客に振る舞う。釣り人が必要な分を持ち帰って食べやすいよう、有料で魚をさばけるスペースも設けた。

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