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東日本大震災から6年半 関西避難者が交流会 苦労、希望分かち合う

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東日本大震災から6年半 関西避難者が交流会 苦労、希望分かち合う

交流会で近況などを語り合う関西の避難者ら=大阪市中央区 交流会で近況などを語り合う関西の避難者ら=大阪市中央区

 平成23年の東日本大震災で被災し、関西で避難生活を続けている人たち同士で親交を深めてもらおうと、支援団体が企画する交流会が5日、大阪市中央区のレストランで開かれた。避難者の男女約20人が参加。震災発生から間もなく6年半で、関西で避難者同士が交流する機会は減っている。参加者は近況や故郷への思い、苦労を語り合い、気持ちを新たにした。(井上浩平)

 支援者らでつくる「東日本大震災県外避難者西日本連絡会(まるっと西日本)」が、慣れない関西の地で避難者が孤立するのを防ぎ、生活情報を交換する場にしてもらおうと、企画した。震災による近畿などへの避難者は8月時点でも、約2600人(復興庁調べ、福井県含む)にのぼる。しかし、関西で避難者同士の交流会は震災から数年間は盛んに開かれていたが、最近は回数が大きく減ったという。

 この日の参加者は40~50代の男女が中心で、食事をしながら交流した。また参加者それぞれの避難生活の苦楽を、折れ線グラフにして振り返る「復興曲線」を作成。震災後6年あまりになる歳月を振り返った。

 仙台市から避難してきた大阪市東淀川区の無職男性(39)は「年齢的には仙台に戻って仕事を探すのも難しくなった。大阪に溶け込もうと、地域活動に積極的に参加している」と打ち明けた。

 また福島県田村市から大阪市西成区に移り住んだアルバイトの女性(48)は「大学進学を目指す高校3年の長女が『将来は復興の力になりたい』と言っている。生活は苦しいが娘を応援していきたい」と近況を語った。

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