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岐阜・長良川にサンショウウオ“恋の季節” 繁殖期迎えメスめぐりオスたちが熱いバトル

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岐阜・長良川にサンショウウオ“恋の季節” 繁殖期迎えメスめぐりオスたちが熱いバトル

長良川の支流・板取川で呼吸のために水面に浮上し、反転して巣穴に戻るオオサンショウウオ=4日、岐阜県美濃市 長良川の支流・板取川で呼吸のために水面に浮上し、反転して巣穴に戻るオオサンショウウオ=4日、岐阜県美濃市

 岐阜県美濃市の長良川中流域で、世界最大の両生類で国の特別天然記念物オオサンショウウオが“恋の季節”を迎えている。繁殖用の巣穴を巡って激しく争うオスたち。ひんやりとした秋口の川で、熱いバトルが繰り広げられている。

 本来は夜行性のオオサンショウウオだが、8月末から9月の繁殖期前から昼間も活動する。繁殖用の巣穴を巡り、オスが争いながらメスを待つ。メスが巣穴で産卵後、戦い抜いたオスは幼生が巣立つまで見守る。

 4日、長良川の支流・板取川に記者が潜った。水深3.5メートルの川底は水温19度。流れの穏やかな場所にある巣穴から体長1メートルを超える巨体がゆらゆらと体を左右に振って浮上し、呼吸のため水面に顔を出した。反転すると、川底の岩へ。小さな手足を動かし巣穴に戻っていった。

 長良川の上中流域は、アユ漁が「世界農業遺産」に登録されるなど、生物にとって良好な環境が保たれている。長年、両生類の研究や保全活動をする県立岐阜高の高木雅紀教諭(52)によると、豊富なエサや水質に恵まれ、丸々と肥えたオオサンショウウオが多く生息しているという。

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