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【衝撃事件の核心】マルチまがいも横行する中、ビットコイン・セミナーが犯人と被害女性を結びつけた…強殺事件の意外な接点

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【衝撃事件の核心】
マルチまがいも横行する中、ビットコイン・セミナーが犯人と被害女性を結びつけた…強殺事件の意外な接点

滋賀県多賀町の山林で、行方不明となった野田みゆきさんを捜索する捜査員ら=7月31日午後(本紙ヘリから) 滋賀県多賀町の山林で、行方不明となった野田みゆきさんを捜索する捜査員ら=7月31日午後(本紙ヘリから)

 しかし、出資金の返還に応じないなどのトラブルも頻発。「ITを駆使した仕組みが難しい」と他人に口座開設を任せたため、暗証番号を知られビットコインを奪われたケースもある。国民生活センターへの相談件数は平成26年度が194件、27年度が440件、28年度が634件と急増している。

 野田さんが拠点とした愛知県内でも仮想通貨への投資トラブルの相談は急増しており、県県民生活課の礒貝典子主査は「友人や知人の勧誘で知らないうちに被害に遭うことも多い。(ビジネスは)ネズミ講の形をとるものも多く、説明されても十分理解できなければ契約せず、不審に思ったら最寄りの消費生活相談窓口に相談してほしい」と話す。

仮装通貨ネズミ講か

 捜査関係者によると、野田さんは1人暮らしで、仕出し店のパートをしながら投資事業や知人を介して化粧品などを売るネットワークビジネスを手掛け、同僚にも参加を勧めていた。ビットコインの投資セミナーには最近、仲間とともに関わったといい、パート先の上司は「ここだけの収入では生活できないはずで、どこか別の勤め先か収入源があったのでは」と話していた。

 西田容疑者は高級車に乗っていたが、投資経験はほとんどなかったという。両県警は、ネットワークビジネスで野田さんが資産を持っていると思い込み、それを奪うため殺害に及んだとみて追及。事件の背景として分かった仮装通貨をめぐるネットワークビジネスが無限連鎖防止法違反や詐欺の罪に当たらないかどうかも含めて全容解明を進めている。

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