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ふ化成功の絶滅危惧種「ミゾゴイ」3羽順調に成長 飼育下での繁殖は全国2園目 宮崎

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ふ化成功の絶滅危惧種「ミゾゴイ」3羽順調に成長 飼育下での繁殖は全国2園目 宮崎

宮崎市のフェニックス自然動物園でふ化し、親鳥とほぼ同じ大きさに育ったミゾゴイ=8月25日 宮崎市のフェニックス自然動物園でふ化し、親鳥とほぼ同じ大きさに育ったミゾゴイ=8月25日

 宮崎市のフェニックス自然動物園が、絶滅危惧種のサギの一種「ミゾゴイ」のふ化に成功し、3羽が順調に成長している。飼育下で繁殖させたのは、平成27年の横浜市繁殖センターに続き全国で2施設目。園は謎が多いミゾゴイの生態を解明し、減少を食い止めたい考えだ。

 園は宮崎県内で保護されたミゾゴイの飼育を09年に始め、昨年から2組のつがいで繁殖を試みた。今年5月から6月にかけて3個の卵がふ化し、7月上旬には巣立ちを確認。現在は親鳥とほぼ同じ約50センチの大きさに育ち、展示場で羽ばたいている。

 ミゾゴイは夏に日本で繁殖し、フィリピンや台湾で越冬する。森林伐採といった成育環境の悪化で生息数が減り、環境省などによると現在は千羽以下とみられる。

 園は横浜市繁殖センターとも協力してつがいを増やし、繁殖を進める。飼育課長の竹田正人さん(58)は「トキやコウノトリのようにいずれは野生に返し、自然環境下でミゾゴイが当たり前の存在になるようにしたい」と話している。

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